ぶらり散策記 【153歩】西条 市之川のアンチモンの里 12.02.12 前回は加茂川西側の上流を巡りましたが、今回は東側を上がってみた。思いの他奥深いところで、行き着いた市之川は世界的にも有数のアンチモン（輝安鉱：レアメタルの一種）を採掘した鉱山の跡地でした。 ～西条加茂川河口付近 ～ 西条飯岡地区 ～ 加茂川（東側） ～ 市之川谷 ～ 市之川公民館　（往復） 走行距離４２.５km...今回で延べ６,８９１.４km ≪西条平野の風景≫ 今日は久しぶりに雲ひとつない晴天で、空に浮かぶ山の頂の白さがひときわ輝いて見えました。川を渡る野良犬の番（つがい）も楽しげでした。 途中西条平野をぶらぶら寄り道しながらのぶらり散策。 飯岡地区で見つけた半田古墳塚と半田のお地蔵さん ≪加茂川東側を登る≫ これまでは加茂川といえば、西側から寒風山か石鎚ロープウェイ方面狙いしか考えつきませんでしたが、ふと東側はどうなっているのかトライしてみることにした。意外にも道は奥深く渓谷沿いを走っていて、そこが市之川という地区であることがわかった。 加茂川東側は急な坂道になっていてあっという間にこのような高さまで登る 右は加茂川の下流方面の眺め 途中高速道路の上を通る 次第に山間は深くなり渓谷が流れる ≪市之川鉱山跡≫ 途中道が上下にわかれ、最初上の道へ入ったところ、砂防ダムに行き当たりそこで道が途絶えていた。そこで再び元の分岐点まで戻り、今度は下の道をとった。よく見ればそこに看板があり、”市之川鉱山跡”とあった。 下の道をとり市之川谷橋を渡ると、いっきに登り道に変わった。 右は市川谷橋の下の美しい渓谷。 ≪市之川 公民館（鉱山記念館）≫ 市之川谷橋を渡ってから、急な坂道をかなり登った（高度計は最高約３００ｍ）ところから少し下がった位置に市之川公民館はあった。元小学校・中学校の跡地で、”アンチモンの里”の看板がある。なぜかカラオケの音が聞こえて、山深い谷あいにはどうも似つかわしくなかったが、ともかく公民館に近づいてみると、看板には開館は月水金となっていたが、事務員の方が出てきて「見ますか？」てな感じで声を掛けてきました。お願いすると気軽に鍵を開けてくれた。入ってみると、ここはかつての鉱山の歴史や工具などを展示した記念館だったのです。驚いたのは、ここは世界でも有名な輝安鉱（アンチモンの鉱物）の産地であったということです。海外からは別子銅山より市之川の輝安鉱の方が知名度が高いという。こういうことがあるから”ぶらり散策”はやめられません。事務員の方に御礼を述べて山を降りました。 後で調べると鉱山斜坑跡がこの近くにまだ残っていることがわかった。 次回は行ってみます。 帰りに”武丈の湯”に入って汗を流してから帰路に。

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